Thursday, January 14, 2010

他人事だから・・・かなぁ??

日本の捕鯨反対のデモが先日ブリスベンの日本領事館の前で行われた。
まぁ、ようするに座り込みみたいな。
見ててちょっと笑えてしまった。
旦那も
「この日日本領事館に用事があって行っていたら面白い事になったね。」
な~んて、笑ってました。

ブリスベンの領事館でデモ起こしたってな~んにもならないのにね。

大学院時代の友達(オージー)も捕鯨大反対で、そのことで日本に反感を持っていたんだけど、私としてはそちらのアボリジニー問題の方がよっぽど酷いと思いますけど・・・って常に思ってた。だってアボリジニーの問題は人権はもちろん自然破壊にまでつながってくる問題だからね。
とくに環境学をオーストラリアで勉強しているオージー(アボリジニー以外)には常に心に留めておいて欲しい問題でもある。だけど、それを差し置いて他の国のことを批判って・・・・??
彼女は特にアボリジニーの問題について感心もないような子だったから、やたら彼女の反感にはムカっとくることがあったんだけど。

他人事になると簡単に反感を持ってしまうものなのかも。
私自身、アボリジニーと環境についての論文(ほぼ人権問題についてでしたが)を書いたときは、かなりオーストラリア政府のやりかたに反感を持った。実際旦那にも「あんたこれについてどう思ってるの?」って何度も聞いたことがある。
義母はアボリジニー対象とした学校の先生をしているのだけど、その学校自体キリスト教の学校で生徒にはキリスト教について教える学校。別にキリスト教がどうこうっていうのじゃなくて、アボリジニーには彼等がもともと信じていたものがあるのに、それを奪っている気がして100%その学校に賛成できない。アボリジニーにはキリスト信者がたくさんいる。
キリスト信者になることで白人オージーとの差が縮まるっていう事実もあるけど、強制的に彼等に宗教や西洋の習慣などを植え付けさせる必要はまったくないと思う。
彼等のやりたいようにさせてあげるのが一番。

ただ、それじゃあ、国がまとまらないんだけどね。しかも西洋の教育がないとオーストラリアではアボリジニーは「貧乏」なままだし。

まぁ、こんな風に熱意が入ってしまうのも、「他人事」だからなのかなぁ・・・・な~んて捕鯨問題をニュースでみながら思ってしまうのでした。

4 comments:

maco said...

アボ問題も根が深いよね。他人事だからもっとどうにかしろよ~。とか思っちゃうけど、アイヌ問題もなあなあな私たちには何も言えない。。。
どこも先住民政策は難しいんだね。
彼らのカルチャーも相当素晴らしいのに、都会に来てる一部の堕落者たちが目立ちすぎてしまうんだよね。
納税者が払ったお金でかった車や家をいとも簡単に燃やしてしまう彼ら、仕事もしないのに給料をたくさんもらえる彼ら、たばこをあげないと集団で襲ってくる彼ら。ノーザンテリトリーの話を聞いて白人がアボリジニーを毛嫌いする理由が少しづつ分かりました。
PS 先々週ウチの近所のアボさんカーが炎上してました・・・。

AKKO D said...

まこさん
そうなのよ。アシュトンもアボリジニーはどうしょうもない人達だ、くらいの感じだし・・・。
一番の理想は、土地を返して彼らのやりたいようにやらしてあげることなんだけど、それはこの状況では絶対にできないね。これはアイヌの人たちも同じ。何かいい方法はないかしら。

てか、車炎上って・・・・。かなり危なくないですか????

saknak said...

Sea Shepardってディスカバリーチャンネルみたことある?捕鯨反対してる団体で、日本の捕鯨調査船を邪魔してるリアリティ番組、みたいな、、やりかたが幼稚すぎて本当あきれる。捕鯨は食と言う文化も絡んでくるからねぇ、、一概にデモとかされてもって私も思っちゃうけど!おまえら何頭牛を無駄にしてるんだとかいいたくなるわ。絶滅しなければいいのか!?みたいな。

AKKO D said...

saknak
2つ前のブログにシー・シェパードのことも実は書いたんだ。私その番組があること知らなくて、Saknakのコメント見るほんの5分前くらいに旦那から聞いたの。
私はアボリジニー問題を大きく取り上げないくせに捕鯨問題をあんなに報道するっていうことにすごく腹が立つのよ。自分の国の事はシカトかよ!って。
オーストラリアは環境のことにけっこう敏感な国だと思う。だから、捕鯨問題も大きく取り上げているのだと思うのだけど、その前にアボリジニー問題もっと取り上げて人々の目をそちらに向けて欲しい。白人がアボリジニーから土地を奪い上げてから環境がどんなに悪化したことか・・・・。自分たちがした後始末(?)は自分たちがするべきだよね?