Sunday, January 10, 2010

捕鯨

グリーンピースというエコ過激団体が日本の捕鯨に反対していて、捕鯨船をとめようとしているのは以前にもニュースになってましたよね。
今回もオーストラリアではすごいニュースになっている。

私は個人的に捕鯨には賛成ではないのだけど、
このエコ団体のやり方もどうかなぁ、って疑問がたくさん。
てか、あんなちっこい船で日本の最先端の船に突っ込んでいく・・・日本の特攻隊並みだな。
私が思うに、彼等(エコ団体)は捕鯨船を阻止する、というよりもメディアの注目を集めるためにやった行動じゃないかな。そうしか思えん。たしかにメディアが注目することで政府が動くっていうケースがたくさんある。それに今回だって、オーストラリアのニュースでは「オーストラリア政府が法的に捕鯨を阻止するべき」と言う意見が多々見られる。

エコ団体によると日本は違法な捕鯨をしているという言い分で、日本側は法に従って捕鯨をしている、とこれを否定。
はっきり言って何が本当なのか、すべての記事、ニュースが疑わしい。

私が前に捕鯨船のことで書いたときに色んな意見をもらった。意見のほとんどが日本の捕鯨賛成派でむしろオーストラリアが国として日本をバッシングしていると強い反感を示した意見だった。
意見の中には、日本は法にしたがって捕ってよい数しか捕らない。そして、捕鯨はマーケットを目的ではなくて、第一目的は研究(生態研究とか)である。そして、研究に使われた後は捨てるのはもったいないので、マーケットに出すのである、ということ。
意見っていうか、たぶんその人はどっかでそういう情報を得たんだろうね。


でも、どこの情報だって疑問を持つ事は大切。

本当に研究目的なのだろうか。

生態研究なのであれば、毎年何匹も殺す必要はない。
オーストラリアで魚についてのクラスを取った事があるのだけど、その時のLecturerがサメの研究をしている人で彼の研究の仕方を教えてもらったけど、サメを殺すなんてしてなかった。

あと、「オーストラリアが国として日本をバッシング」って言う意見ですが、オーストラリアは国としてまったくいまのところ動いていない。ただメディアが騒いでいるだけ。
ただ、今回のことで動く方針・・・・・みたいなことを仄めかしていた。どうだかなぁ。
日本のほうがビジネス的に強いし、そこらへん考慮して動けないのではないかなぁ。

まぁ、いろんな意見を貰うことはうれしいことで、私とは反対意見であっても、それはそれでよかった。

オーストラリア側への疑問としては、
「鯨を殺すなんて、酷い」みたいな言い方をするニュースキャスター、人々。
あんたたち、普通に牛とか豚とかガンガン殺しているじゃん。
家畜に使う農場開拓でどれだけ自然が失われているのか知ってて言ってんの???
「鯨だから酷い」みたいな言い方にかなり腹立だしく思うのは私だけ??


確かにこの国は鯨を食べるという習慣はないし、鯨はむしろ鑑賞するもの、みたいな考え方の人が多い。鯨を見に行くツアーとか散々あるし。
だから、日本人にしたらパンダとか白熊を殺して食べている、みたいな感じなのかも。

あと、エコ団体の船が日本の船に壊され、乗客員が危ない目にあい、かわいそう・・・みたいな感じでの報道。いやいや、どうみてもエコ団体が突っ込んだ感じじゃない??自業自得だな、って思ってしまうのは私が冷たい心の持ち主だから??

先にも述べたけど、私は捕鯨に反対です。

ただ、一つの見方(ニュース)だけに捕らわれた見方はしたくない。
オーストラリア人でも日本人でも、とにかく、いろんな方面からニュースを見るべき。みなさんもメディアに惑わされないように気をつけてください。すべてのことを疑わしく思うことが大切です。

さ~、これからこの捕鯨問題どう動くかみものだわ。


日本のニュース(産経より)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100106/dst1001061609010-n1.htm
オーストラリアのニュース(ABC Newsより)
http://www.abc.net.au/news/stories/2010/01/10/2788935.htm
ちなみに、こちら私が一番すきなニュースBBCより
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/8442808.stm

BBCはやはりオーストラリアからの見方だったわ。

5 comments:

ET said...

本当に難しい問題だよね
私も鯨の捕虜には反対です
でも捕虜反対の人もやり方って大事だよね
それ一つで全然違う対応になったりするしね

全然違う話になっちゃうけど
まつこがメディアにとらわれちゃいけないって書いてあったからぜひみてもらいたいドキュメンタリーがあってyoutubeでみれるからリンク貼っておくね、内容は子供をターゲットにするadvertisingです。http://contexts.org/socimages/2009/09/12/consuming-kids-the-commercialization-of-childhood/

maco said...

私は捕鯨反対に反対派です。
といっても捕鯨を手放しで賛成しているワケではないんだけど。
そもそも捕鯨は研究目的じゃなくって商業目的なのは間違いないと思ってます。でも、日本が商業捕鯨を申請してもWWFがそれを」認めないので一応研究目的をとってるだけだと。
捕鯨反対派の意見の一つ”家畜と違って数をコントロールできないから絶滅を懸念して反対”の意見には賛成です。
でも愛護派が唱える”イルカやクジラは知能が高いからかわいそう”という意見には反対です。
菜食主義者が唱えるなら納得ですが。

この問題デリケートすぎてつい力が入っちゃう。でも今回の件は突っ込んだSSもアレだし、環境団体のクセにその船を放置していくことのほうが大問題だと思う。オイルもれたらど~すんだ!その船の残骸が海に沈んだらど~すんだ!とニュース見て突っ込んでました。

AKKO D said...

ET
やはりメディアに捕らわれている人って多いと思う。でも、確かに自分が見られる範囲でしか情報って入らないし、日本は日本のメディア、オーストラリアはオーストラリアのメディアしかなかなか見られないよ。
私はアメリカにいるとき、CCNとか大っ嫌いで、なんかかなり偏った報道しかしてない!(しかもアメリカでは大手のメディアなのに)って反感を持ってたよ。今もCCNのニュースはあんまり見ないかなぁ。たまに見てるけど・・・。
このドキュメンタリー面白いね。
メディアのパワーって怖い。やはりこの世界はメディアでコントロールされているわ・・・。メディアってね、視聴者が聞きたいように報道するんだって。怖いわ。

まこさん
実際オイルもれあったみたいだよ。BBCのニュースではそうやって書いてあった。
国際政治って本当に難しい問題で、結局大きな国(日本を含む)が有利にたってしまうようにできている大学院のときにUNを批判した論文を書いていたから本当にそういう汚い国際政治がむき出しに見えたよ。だから、WWFは日本の捕鯨にたいして何もできないんじゃないかなぁ。実際問題WWFは権力がない組織だからねぇ。UNもだけど・・・。
あと、日本は公表していない情報も多いんじゃないかと思う。
ネットで鯨の肉のことを検索してみるとけっこう売っててびっくり。
このエコ団体はオーストラリア国になんとかして法てきに裁いて欲しいと願っているんだなぁ。法律っていうのはまだまだ国際的に共通したものができるものではなく(決まり事とかはあるけど、法として罪を犯しても裁けない)、国同士で決めるものだしねぇ。
エコ団体が自分たちがつっこんでいったのに、彼等が犠牲者みたいに報道されているのにかなり腹は立つけど。

shijimi said...

トイレトレーニング、
ほんとにむずかしいよね。
いろんなパターン見てて思うのは、気長にやるってことが大事かなって思うよ。
行きつ戻りつだからね~。
でも一回パンツで過ごし始めたら、どんなにおもらししちゃってもおむつに戻さないほうがいいみたいよ。
あんまり神経質にならないのが一番かも~!

ネコ said...

オーストラリアにいらっしゃると、この問題のせいでいろいろ肩身の狭い思いをされるかと思います・・

宣伝になって恐縮ですが、このたび沖縄辺野古への米軍基地移設と南極海での調査捕鯨について、日米両政府に中止を求めるインターネット署名を始めました。
-「いっせいのせ」でやめよう!! 辺野古移設と調査捕鯨!!
http://www.shomei.tv/project-1460.html
-"Stop Henoko Relocation & Research Whaling"
http://www.thepetitionsite.com/1/protect-dugongs-and-whales
(拙HPの案内・賛同者一覧)
http://chikyu-to-umi.com/kkneko/dandw.htm
賛同人には、米国から作家兼文学者ロバート・シーゲル氏、日本からは著名な動物学者の女子栄養大学名誉教授・小原秀雄氏に手を挙げていただきました。
よろしければご協力をいただければ幸いです。そちらのお友達の皆さんにもお伝えください。